大きな波がさった
胸ぐら掴まれて、バス停の看板にゴン。蹴られた。
泣きながら、警察に電話したら、逃げた。
ヒールではもはや追いつかないので、裸足で追いかけた。暴力が許せなかった。
今迄は、言葉の暴力を受けていたと思っていた。でも、それに加え、体の暴力。
電話を切らせようと、必死にわたしの腕を掴んだ。ものすごく痛かった。
なんだか、和解をしたけど、モヤモヤした。腕が痛かった。一緒に帰って、家で一人なんだか、モヤモヤした。腕の痛みのせいか、メッセで謝りつつもケロッとしてる彼に、少しびっくりした。
なんだか、次の日の朝、少し怖くなった。
腕が痛かったからかもしれない。でも、彼からは、心配のメッセはなかった。
確かに、今までに1番なぐらいメッセは、来たけど、痛みのメッセはなかった。
メッセがたくさん来て、とっても嬉しくて嬉しくて。昨日の話が、本当なら、わたしのこと想ってくれているんだ。と、いう安心感がはじめて、身体を包んだ。
ただ、なんだか、暴力のことがたまにアタマをちらつかせた。
心が通じたみたいで嬉しくて嬉しくて。なんだか今までの不安が嘘みたいに、安心感でいっぱい。
でも、なんだか、あの日の暴力は、やっぱりショックだったのかも。なんだか、不思議な気分になる。好きが増してるんだけど、困惑する自分もいて。これで、裏切られたら、わたし立ち直れないんだろうな。とか。変なことも考えた。
なんとも言えないこの気持ちはなんだろう。
彼の気持ちが歩み寄ってくれたのは、本当に嬉しい。不安とさよなら。できたから。