幸せにしてみた
こんな名言があるらしい。
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あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
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ジョブズらしいような。
Tさんに言われたことを思い出した。
お前の選択は全て間違っている。ただしい選択をしているのは、自分だ。
と。毎回のように、言われ続けた。離れた後、しばらくその傷に、悩まされてくるしかった。でも、ある日、自分を取り戻したら、その悩みもどこかに消えた。
いま思うと、当たり前のこと言ってるな。て、思う。Tさんのなかでは、そりゃTさんの判断があってるに決まってる。結論、おまえの言うことや判断は、俺には馴染まないから、受け入れられない。と言うことなんだと思う。俺の言うことを聞かない=俺がコントロールできない。から嫌。ということ。最後まで、Tさんは、コントロールできないわたしのことで苦しんでた。Tさんから言わせると、わたしが束縛してるように言っていたが、それって、Tさんが思い描くわたしであって、正直言われてもよくわからなくて、いつも固まってしまっていた。その空想のわたしに、コントロールされるのが嫌だったんだと思う。
飲みにもいきたい、他の人とランチもしたい、家族とすごして何が悪いのか。と、言われて、すごく違和感を感じたけど、意味がわからなくて、そんなことダメ。て、誰がいってるんだろ?わたし??と、思って、唖然としたまま、何も言えなかったのを覚えている。
よくわからないのは、わたしが嫌と言うことはしたくない。て、いってくれていたから、言ったことは何度かあったけど、結局、わたしが嫌ということでも、自分がしたかったらしたかったんだと思う。できない約束をしたばかりに、自分で自分の約束に束縛され続け、結局わたしが悪い。て、ことで、Tさんの中で落ち着いたのではないかと思ってる。
でも、それは、それで特にそこに怒りも苦しみも、わたしの感情は何もない。なぜなら、その話の文脈に、本当のわたしは登場してないから。
Tさんは、自分がコントロールできる人、自分の意見に全て従う人じゃないと、ダメなんだと思う。そんなことない。て、言うかもだけど、潜在的に、そうなっている。自分は神のような教祖の存在であり崇める人は、自分の仲間だけど、それ以外は敵。
わたしは、敵とみなされ、とことん潰す!と、いうスイッチがオンになったきりスイッチ自体も壊れたに違いない。
誰に聞いても、Tさんについて、知っている。と、共通していることは、ただひとつ。
奥さんのお父さんが役員でお金持ち。
そんなことあまり人には話さないのに、自らが話すだなんて、よっぽど自慢なんだと思う。結論、本音はそこにある。tさんは、本当は、人の本質なんてみてなくて、自分の価値が上がるもの、お金、地位など、それしかいらないと思ってる人。最後に決定付けたのは、奥さんの写真を見たとき。見かけとかそういうんじゃないんだな。て、そこは、どうでもいいんだ。て、思った。
地位とかお金、そんなの関係ない。て、言ってた彼の言葉をまじめに信じてたけど、信じてたことは、違ったというか、わたしは、Tさんの何も見えてなかっただけだった気がする。
まぁでも、自慢の奥さんと幸せになれて、Tさんにとっては良かったかも。なんだか、心から思った。
一緒にいるときも、わたしは、Tさん夫婦円満の道具みたいなものだったけど、最終的に、夫婦円満をさらに強めた火付け役と、わたしがなったわけで、お礼言われてもいいぐらい。な気がする。なんちゃって。笑
さやかと言っちゃダメだぞ、わたし!w
ある意味、人を幸せにした気がする。