信用されてなかったのはわたし
パコと魔法の絵本。という映画を娘と見た。
車の事故で両親をなくし、記憶が1日しかもたない女の子と、頑固で意地悪なおじさんの物語。
その女の子の何かに役に立ちたいと、そのこが毎日読んでる絵本を、毎日毎日、毎日毎日読み続ける物語。その子の役に立ちたくて、治るかわからないけど、ずっとずっと読み続ける。
誰かを助けたい。て、気持ちとは、そういうことなんじゃないだろうか。愛情てそういう事なんじゃないだろうか。
その子を信じて待ち続けた。自分がてきることを毎日毎日やりながら。
8年目の花嫁。という今公開してる映画を演じた佐藤健もいってた。
8年て、長いな。て、思いませんでしたか?
とのインタビューに、
はじめは、そう思ったのですが、彼女を信じる彼の気持ちを考えながら演じたら意外と苦じゃなかった。8年は長く思うことはないのではないか。と、思った。
と、話してた。
8月に大喧嘩をして、もったのは、3ヶ月。彼はわたしが元に戻るまでなんとかしてあげたい。と、思った。と、言ってくれた。
大雨の中、裸足で歩いて、大喧嘩したけど、信じてみよう。と思って、2人でタクシーで仲良く帰った。
でも、結局、3ヶ月で彼はわたしを捨てた。彼は言ってた、わたしが自分を信じてくれない。と。
疑う気持ちもあったけど、別れないと私は信じてた。喧嘩もしたし、責めたりもしたかもだけど、わたしは信じてた。
でも、彼は、わたしを信じてなかった。
結局、信じてなかったのは、彼のほうだったのではないか。と、いま気がついた。
信じて欲しい。彼は何度もわたしに言った。わたしは、信じたい。と何度も言った。でも、もしかして、それは、彼が彼自身に言ってたことなのかもしれない。
いつか私がまた私に戻るまで、それまで一緒にいる。何度か言ってくれた彼の言葉は、やっぱり嘘だった。
嘘だなんて、言うとまた怒られちゃうけど、でも、現実。
逃げた。
逃げるのも、切り捨てるのも簡単。
そうやって、生きてきたんだな。
て、彼の本当の姿を知った気がした。
また思い出した。彼について話してた人がいて、衝撃的だったのは、彼はいつもどこかで、自分の逃げ道をちゃんと作ってる人だから。と。
心が弱いから。
だと思う。誰よりも弱いから、いつも誰かを利用して、自分を守ってきたのだろう。そして、今も。
ただ、それが悪いとか良いとかじゃなくて、そんな自分を受け入れられないから、自分が可愛くて仕方ないから、彼はいつも苦しんでるのではないかと思う。いつも、寂しそう。それは、そこから来るものなのかもされなお。
彼としては、そんなことない!と、言うかもだけど、わたしといた時間は、喧嘩ばかりだったかもだけど、その寂しさは、少し薄れていた気がする。寂しいオーラがなんだか、少しずつ消えていった気がしてた。わたしのお陰。だなんて、そんな大それたことは、言うつもりもないけれど、彼の寂しさ。なのか、人生の中でなにか物足りなさ。なのか、それを少しはわたしが埋めていたように思う。
1人が好き。だなんて、嘘。
とても、1人でいれる人じゃない。いま、彼が1人になったら、死ぬでしょうね。そのぐらい弱い人。いや、弱いから死なないかも。
弱い。なにがいけないの?いいじゃない弱くて、だとして、どうするかは、自分次第だもの。